
ゴロウさん、ちょっと聞いてくださいよ。 上司からのメールが、なんかめちゃくちゃ冷たいんです…。

なんや? 「了解」の一言だけで返ってくるとか、そういうやつやな?

まさにそれです!こっちが熱意を持って長文を送ったのに「〇〇です。以上。」みたいな。 私のこと嫌いなのかなって凹みますよ…。

あるあるやな。実はそれ、「怒っている」わけでも「冷たい」わけでもない可能性が高いと思ってんねん。 今回は、そんな「おじさんメールの短さ」の真実に迫ってみよか
上司や取引先の年配の方から届く「〇〇です。以上。」というそっけないメール。「もしかして怒らせちゃった?」「私って嫌われてる?」と不安になったことはありませんか?
実はその短文メール、あなたへの「怒り」や「冷たさ」ではなく、ある意外な「物理的な壁」が原因かもしれません。
この記事では、多くの若手社員が悩む「おじさん構文ならぬ、おじさん短文メール」の謎を解明! 世代間のギャップや背景にある事情を知ることで、明日からのメール受信が少し気楽になるはずです。さらに、記事の後半では「じゃあ、私たちはどうすればいい?」という解決策や、自身のスキルを磨くための「タイピング上達法」についてもご紹介します。
おじさんのメールはなぜ短いのか?
職場でのコミュニケーション、特に50代以上の「おじさん」世代とのメールのやり取りで、温度差を感じたことはありませんか?
こちらが背景や経緯を丁寧に説明し、最後に「いかがでしょうか?」と問いかけたメールに対し、返ってくるのは「〇〇です。以上」という素っ気ない一行のみ 。
「あれ?何か気に障ったかな?」「冷たいなあ」と感じてしまうこの現象。実はこれ、彼らが不機嫌なわけでも、心が冷え切っているわけでもありません。
そこには、世代特有の「スキル」と「文化」の壁が存在しているとゴロウは推察しています。
理由1:タイピングへの苦手意識
ゴロウの仮説によると、最大の理由は「タイピング能力」にあります 。
現在50代〜55歳前後の世代が社会人になった頃(1990年代〜2000年頃)を思い出してみてください。 彼らが入社した当時、まだオフィスには「パソコンが1人1台」という環境が整っていませんでした。
- 入社時: PCや携帯メールはまだ一般的ではなく、ポケベルなどが主流の世代 。
- 5年目頃: ようやくPCが普及し始めるが、全員が一斉にスタートラインに立ったため、タイピングができなくても業務に支障が出にくかった 。
現代の若者のように「学生時代からチャットやレポートでタイピングを鍛えてきた」わけではありません。 そのため、「頭の中にはたくさんの思考があるけれど、それを指先からテキストに変換するコストが高い(面倒くさい)」という状態に陥っているのです 。
彼らは冷たいのではなく、「頑張って短いメールを打っている」というのが実情かもしれません。
理由2:テキストで感情を伝える文化がない
もう一つの理由は、「テキストに想いを乗せる」という文化を通ってきていないことです 。
若い世代はSNSやチャットを通じて、テキストだけで感情の機微を伝え合うことに慣れています。しかし、上の世代にとってテキストはあくまで「業務連絡」の手段。
「冷たく感じるメール」は、彼らにとって「想いがない」のではなく、「想いをテキストに乗せるスキルがない」だけなのです 。

なるほど…。タイピングが大変だから短くなっちゃうってことですね。 でもゴロウさん、ここで一つ疑問があるんです。

お、なんや?

メールはあんなに短いのに、おじさんが作る「資料」はやたらと文字が多くて長いのはなんでですか? あれこそ短くまとめてほしいんですけど!

あ〜、わかるわぁ〜(笑)。 それはな、たぶんビジネスでの価値観の変化が関係しているんやとおもう
資料がやたらと長いのはなぜ?
メールは短いのに、PowerPointやWordの資料になると、背景から課題までギッシリと文字を詰め込んでくる。 この矛盾には、ビジネスにおける「良し悪し」の基準が変化したことが影響しています。
「結論ファースト」は最近の文化
今でこそ「結論から話そう」「エグゼクティブサマリーで1枚にまとめよう」というのはビジネスの常識です。しかし、これはここ10年〜20年ほどで定着した、比較的新しい「現代的な風潮」です 。
- 昔のスタイル: 自分の思考がいかに深いか、背景がいかに複雑かを順序立てて論じることが重要視された (推察)。
- 今のスタイル: 就職活動などを通じて「短くアピールする」「結論を最初に伝える」スキルが標準化された 。
おじさん世代は、「書面に残す以上は、しっかりと思考の過程(背景や論理)をすべて記述すべきだ」という文化の中で生きてきたのではないかとゴロウは推察しています 。
だからこそ、メール(簡易連絡)はタイピングの壁で短くなる一方、正式な資料(書面)になると「全部伝えなきゃ」というスイッチが入り、大長編になってしまうのです。
おじさんメールへの処方箋
もし、上司や取引先の年配の方から、そっけない短いメールが届いても、落ち込む必要はありません。
- 怒っているわけではない(単に打つのが大変なだけ)。
- 冷たいわけではない(テキストに感情を乗せる文化がないだけ)。
- 実は色々考えている(会って話せば、きっと熱い想いを持っている)。
「このメールの短さは、タイピングの省エネなんだな」と受け止め、行間の奥にある本心を想像してあげる。 そんな「若手からの優しさ」を持つことで、世代間のコミュニケーションはもっとスムーズになるはずです 。
そして、この手の年上の方とのコミュニケーションは、対面や電話で直接話すことが一番手っ取り早かったりします。

これからは、メール打つの苦手なんだなぁ、って思ったら直接話すことを心がけてみます!

素晴らしい心がけだね!
情報や気持ちを過不足なく伝えられるために

ところで、ムックよ。おじさんのタイピングスキルはさておき、自分は問題なくタイピングできるんかい?

ギクッ!一応できているつもりですけど…
一体どれくらい速ければ「一人前」って言えるんでしょうか?

ええ視点やな。今時の人は「デジタルネイティブやから大丈夫」と思ってても、意外と「自己流でそこそこ速いだけ」のケースも多いんよ。
というわけで、自分のスキルを客観的に測るための「平均値」と「測定ツール」を紹介したいとおもいます。
現代ビジネスパーソンの「タイピング平均」は?
まず、日本のオフィスワークにおける一般的な指標を見てみましょう。
英語圏のWPM(1分間の単語数)とは違い、日本では1分間にキーを叩く回数(KPM)や、ローマ字入力数で測るのが一般的です。
以下の表が、現場レベルでの肌感覚に近い目安です(出典はGemini先生)。
| レベル | 速度(キー/分) | ビジネスシーンでの評価 |
| 初心者 | 〜150 | メール作成に時間がかかり、業務効率に少し影響が出るレベル。 |
| 平均的 | 150〜200 | ここが合格ライン。 一般的な事務処理なら支障はない。「思考」に指が少し遅れる程度。 |
| 速い人 | 200〜250 | 「仕事が速い」と思われるレベル。 思考と同じ速度で入力でき、ストレスフリー。 |
| 上級者 | 250以上 | プログラマーやライター級。隣で見ていると「速っ!」と驚かれる。 |

ズバリ、目指すべきは「250キー/分」やな。ここまで来ると、頭で考えた文章がそのまま画面に出力される感覚になるから、メールも資料作成もめちゃくちゃ楽になるで。

250キー…。自分の速度がどれくらいか、パッとは分からないですね。どうやって測ればいいんですか?
自分のスキルを「定量化」できるおすすめWEBサイト
自分の実力を知るための、定番かつ信頼できるサイトを3つ紹介します。どれも無料で、ブラウザだけですぐに試せます。
日本語タイピング速度測定の定番 e-typing(イータイピング)
日本のタイピング測定のデファクトスタンダード(事実上の標準)です。多くの企業の研修でも使われているそうです。ゴロウも駆け出し社会人時代にこのサイトで練習しました。
- 特徴: 「腕試しレベルチェック」でS〜Eまでのランク判定が出る。
- 目標: ランク「B」以上が出れば平均クリア。「A」以上なら胸を張ってOK!
- URL: https://www.e-typing.ne.jp/
タイピングの練習サイトのおすすめ
寿司打(Sushi-Da)
上記のe-typingでも練習はできるのですが、少し単調なので、より楽しく練習するのにおすすめのサイトです。
ゲーム形式になっており、回転寿司が流れてしまう前に文字を入力するというもの。「正確さ」と「速さ」のバランスを見るのに最適です。
- 特徴: 「いくら損したか/得したか」で結果が出るので分かりやすい。
- 目標: 「5,000円コース」で「お釣りが来る(プラスになる)」状態なら、実務レベル(300キー相当)に達している証拠。
- URL: https://sushida.net/
さまざまなレベル設定ができるので、段階的に楽しく練習ができると思います。

さっそく「寿司打」やってみました! ……あ、あれ? 意外とミスが多くてマイナスになっちゃいました…。

あ〜、それは「速く打とう」としすぎてるんかもしれんな。実はタイピング上達のコツは、「絶対に間違えない速度で打つ」ことなんや。
スピードアップの近道は「ミスを減らすこと」
バックスペースキーを押して修正する時間は、普通に打つ時間の約3倍のロスになると言われています。
というのも、誤打をすると下のように正しく打つのに比べて、単純に工程が3倍になります。
- まちがえたキーを押す
- バックスペースキーを押す
- 正しいキーを押す
そこで次のサイクルで練習を積み重ねることがおすすめです。
- まずは「e-typing」で現状のランクを知る。
- 「速さ」よりも「ミスゼロ」を意識して練習する。
- 定期的に「e-typing」で測定し、結果的にKPM(スピード)が上がる。
このサイクルが一番確実です。
「メールが短いおじさん」たちも、もしタッチタイピングを習得できれば、もっと雄弁に語ってくれるようになるかもしれません(それが良いことかどうかは別として…笑)。

まずはムック君も、打倒「250キー」目指して頑張ってみてな!

はい!まずは正確性重視で練習してみます! 皆さんもぜひ、自分の今のレベルを測ってみてくださいね。
この記事のまとめ
今回は、多くの人が一度はモヤッとしたことがある「おじさんメールの冷たさと短さ」の正体について解説しました。
記事のポイントを振り返ってみましょう。
- 短いのは「怒り」ではない:タイピングへの苦手意識や、指先変換コストの高さが大きな要因。
- 文化の違い:上の世代にとってテキストは「業務連絡」であり、感情を乗せるツールではない。
- 資料が長い理由:思考の過程を全て記すことが「誠実さ」とされた時代の名残。
- 解決策:背景を理解して「省エネ中なんだな」と受け流す。複雑な話は対面や電話で。
- 自分のスキルもチェック:相手を理解しつつ、自分自身は「e-typing」や「寿司打」でタイピングスキル(目標:250キー/分)を磨いておこう。
相手の背景を知るだけで、「冷たい」と感じていたメールも「一生懸命打ってくれたんだな」と温かい目で見られるようになるかもしれません。
そして、私たち自身も将来「入力が遅いおじさん・おばさん」にならないよう、楽しみながらタイピングスキルを磨いていきましょう!まずは今日、「寿司打」で損をしないレベルを目指してチャレンジしてみてくださいね。

